New leather ‘TEMPESTI ELBAMATT’
2020.05.18
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植物鞣しの生誕地と言われるイタリア・トスカーナ地方、サンタクローチェ地区にあるテンペスティ社で製造された「ELBAMATT(エルバマット)」。深みのあるしっとりとした質感が特徴的で、革本来の表情も楽しめる逸品です
エルバマットレザーは、自然の樹木のタンニンでなめし、じっくりとオイルを染み込ませています。 独特のしなやかさの秘密は、加脂工程に牛脂を用い、水分を一切使用しないこと。牛脂は革に浸透しにくく、繊維の奥まで染み込ませるのにとても時間がかかります。しかし、一度浸透すると抜けにくく、潤いと艶は永く続きます。
また、エルバマットレザーの色付けは染料でのみ行っています。顔料などで傷を隠さないため、革本来の表情を味わうことができます。染料仕上げゆえの経年変化も健在で、使い込めばより深みの感じられる美しい姿を見せてくれるでしょう。




一般的な革と比べマットな質感なのは、表面にオイルを塗っていないから。繊維の中までたっぷりとオイルが染み込んでいるので、表面にオイルを塗る必要がないのです。使うほどに中のオイルが染み出して、表皮をコーティング。艶と深みが増していきます。
ベルトは頻繁に買い換えるものでもなく、ひとつ買えば長い付き合いになるもの。じっくりと経年変化を楽しめるエルバマットレザーは、この上なくベルトにぴったりの革です。