SOAK IN WATER

Back side of Production

2018.08.15 #

SOAK IN WATERではほとんどの工程を手作業で行っています。一枚の革からベルトができるまで、その過程を簡単にご紹介。「使えば使うほど愛着がわき、人生の相棒となるようなベルトを作る。」そんな思いが少しでも伝わればと思います。

大きな革をベルトの幅にカットし、面取りをし、縫い穴などの目印を付けます。面取りは、ベルトの四つ角を専用工具を用いて取り除き、滑らかにする加工になります。見た目には分かりづらく、また手間のかかる作業ですが、これをやるのとやらないのでは仕上がりが大違い。私の目指すモノづくりにとってなくてはならない工程です。

折り曲げた時に重なる部分の革を薄く漉き、バックルのピンを通す穴や縫い穴を開けていきます。革を薄くせずに折り曲げてしまうとその部分だけ非常に分厚くなり、装着時の不快感につながります。しかし、薄くしすぎるとそこから破れてしまう可能性があるので、この塩梅には気を使っています。

SOLIDシリーズのようなかなり厚みのあるベルトは革を漉くのみでなく、さらにそこに薄くスライスした革を張り付け補強しています。この仕様はとあるリペア依頼がインスピレーションになり生まれました。

20年以上使用されたそのベルトは、負荷のかかる折り曲げた部分が切れていました。長く使っていたものが壊れてしまうのは、やっぱり悲しいことです。「どうにかしてそれを防ぐ方法はないか。」と試行錯誤を繰り返した結果、この仕様に辿り着きました。

剣先を通すベルトループを作り、バックル、本体と縫い合わせていきます。本体部分は麻糸を用いて手縫いでしっかりと縫製。接着などとは違い修理が容易なのも魅力のひとつ。

次にベルト穴を開けるのですが、ここにもちょっとしたこだわりがあります。穴をよく見ていただくと雫の形になっており、SOAK IN WATERという名前に秘めた思いが込められています。

そして最後に、ベルトの裏側にロゴを押して完成です。

「使えば使うほど、味わいも、愛着も、自分の中に浸透していく。」そんなプロダクトを作り続けることが、私の目指すモノづくりです。ぜひとも皆さんの手で自分だけの相棒を
育て上げてください。